ローカル・リポジトリの構築

ローカルにリポジトリを作成し利用するための手順

ローカル・リポジトリ作成方法

RPMをローカルリポジトリ および "yum"コマンドで展開するため、まずローカルリポジトリの作成を行う。

WEB経由でリポジトリ利用出来るようにするため、先にApacheのインストールを行う。

$ sudo yum groupinstall "Web Server"
$ sudo systemctl start httpd

続けてリポジトリを作成するためのコマンド "createrepo" のパッケージをインストールする。

$ sudo yum install createrepo -y

Apacheで公開出来る場所に、ローカル・リポジトリで利用するディレクトリを作成

$ cd /var/www/html
$ sudo mkdir localrepo

"createrepo" コマンドにより、リポジトリを作成する。

$ sudo createrepo ./localrepo

このリポジトリ配下に、事前に作成していたRPMパッケージを配置する。

$ sudo cp -rp /home/mockbuild/rpmbuild/RPMS/* /var/www/localrepo

リポジトリの内容を更新し、パッケージを認識させる。

$ sudo createrepo --update /var/www/html/localrepo

ローカル・リポジトリの利用方法

リポジトリを利用するクライアントで、リポジトリの定義ファイルを作成する。GPGは確認しない(gpgcheck=0)としている。GPGについては後述する "RPMパッケージと、ローカル・リポジトリへの署名方法" を参照

$ sudo vi /etc/yum.repos.d/localrepo.repo
...
[localrepo]
name=Local Repository
failovermethod=priority
baseurl=http://<repository_ipaddress>/localrepo
enabled=1
gpgcheck=0

定義ファイルを作成したら、アクセス出来る事を確認する。

$ sudo yum check-update

あとはリポジトリにRPMを追加する度に "createrepo --update" を実行していくだけ。